テロワールの魅力 ~ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ アンリ・グージュ~

こんにちは 木嶋です。


今から10年以上前
ワインを勉強し始めたころに出会った言葉(表現) 「テロワール」

当初は土壌のことや、土地のことなのかなぁ~さんざん調べたり
先輩に尋ねたりしましたが、納得の答えが得られませんでした。

今でこそなんとなぁ~く「テロワール」という言葉の意味くらいは理解したのではないのかなと思っています。

このテロワールという言葉の意味の深さは、
ブルゴーニュファンにとっては周知。

あぜ道を挟んで数メートしか離れていない畑(区画)から造られるワインの味わいがまったく違ってしまうのも、このテロワールのせいなのでしょう。

今日もまた 根津のフレンチ 「ロティスリー メゾン デュ シャテーニュ」さんに、あつかましくもお願いしてワインの勉強会をしてきました。

今日のテーマは ニュイ・サン・ジョルジュ
ニュイ・サン・ジョルジュを代表するドメーヌ アンリ・グージュ
NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU, LES CHAIGNOTS 2003

NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU,
CLOS DES PORRETS ST-GEORGES2003 


NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU, PRULIERS 2004
の3種の比較試飲を美味しい料理と共に!!

ニュイ・サン・ジョルジュのアぺラシオンの特徴は
ムザン川沿いに広がるブドウ畑を南北に完全に分離すさせた形状になっています。
その味わいも同じように、北部、南部に分けて考えることが出来ます。

北部はヴォーヌロマネに隣接し、産出されるワインのキャラクターも女性的!
(ドメーヌ・メオ・カミュゼ なども素晴らしいワインを造っています)
南部は、男性的で筋肉質。
こちらのキャラクターがニュイ・サン・ジョルジュのキャラクターだと言われています。

北側の一級畑は標高260~280M
南側の一級畑は標高250~275Mに連なります。

丘の傾斜の斜度は南側の方が急で
255~260Mに位置する畑では石灰質が強く、
250~255Mに位置するやや下部は粘土質が多く見られるようです。

長い年月をかけて雨などにより表土が削られ、
現在のような土壌が形成されました。
もちろん、この斜度というのは水が流れるうえでとても重要な役割を果たすばかりでなく
日照や、風の通り方など様々な影響があり
ワインの味わいにも大きく影響を及ぼします。

さて、前置きが長くなりましたが


最初は NUITS-SAINT-GEORGES 1ER CRU, PRULIERS 2004 (プリュリエ)
をグラスに。





ニュイ・サン・ジョルジュ村の南側の北に位置する1.8haの畑。

ボトルを光にかざしてみて一目でわかるくらい色調が淡い!
みるからに酸が豊かで、果実味が控え目なイメージ。

グラスに一杯ずつ注いで試飲。
2004年のイメージどおり、ややタンニンがざらつく。
抜栓すぐの印象は果実の甘さが見つけられない。
5分くらい1杯目を楽しみ2杯目を注ぐと
さっきまで見ていた荒廃した不毛の土地が
一瞬にしてお花畑に・・・・

ワインって不思議。
甘く、まさにプラムのようなチャーミングで丸みのある甘さがグラスの中央に鎮座!!

最初に感じた酸味もタンニンも振り返ってみるとこの甘みをしっかりと支える要素。
1時間後には、柔らかさ全開ながらも、しっかりと筋の通った素晴らしいワイン。


そして 2003年の2本はブラインドで!
「ヒントは酸、タンニン」
誰も答えを知らない状態でのブラインド。
時間をかけてテイスティング(普通に美味しく頂いています)




まず驚いたのが2003年のワインにみられる酸不足や過度の熟成の要素が一切ないこと!
一流の生産者で、きちんと管理され輸入されたワインは凄い!と今更ながらに実感。

真面目な生産者に オフヴィンテージなしです!

ブラインド番号①のワイン
1杯目から、やや柔らかな酸と優しいタッチのタンニンが、豊かに実ったブドウの風味を引き立てるようなイメージ。
一瞬で女性を連想させます! 
2杯目は、女性らしさよりも、ややタンニンのきめ細やかさが強調され
先ほど感じた女性らしさを一瞬見失う。

最初に浮かんだ 北側の「シェニョ」という答えに迷いが生じる。

ブラインド番号②のワイン
1杯目に強いタンニンを感じる。最初は樽由来のタンニンと思ってしまったが、
皮らかのものらしい。見分けるポイントはヴァニリンよりミント香を探すこと!
①のワインとあきらかに違っていたのは骨格。(この表現が難しい)
甘さは同じ程度なのだろうか?
柔らかさよりも、繊維っぽい(悪い意味ではない)イメージ。
簡単にいってしまえばパワフル。

①②のワインを比較試飲して答えは

① シェニョ
② クロ・デ・ポレ・サンジョルジュ

に決め、それぞれの回答をいい合い オープン!
結果は正解。






そして今日の美味しい料理!



前菜は盛り合わせ!



盛り合わせの中に珍しい
「アイナメの青」
普通のアイナメに比べ脂身があって美味!!
とても珍しく、高級だそうです。
焼いてしまうと青が無くなってしまうとのことで
調理前のアイナメを激写!!




メインは
ひな鳥のグリル ペルシアード風(パセリの風味、パン粉の触感、絶妙な塩加減が鶏の旨さを際立たせます)



まさにピノノワールの為の一皿!
毎回毎回美味しすぎます。
ワイン好きの為には、最高に美味しい料理が不可欠!
栗原シェフの料理は、ワインを美味しく頂くことが出来ます。


今日の勉強会でもスイッチが入ってしまい
結局12時から17時まで・・・・
いつものことながら、楽しいですね。

ニュイサンジョルジュや、ヴォルネイなど
一般的には地味なアぺラシオンですが
飲むととても面白く、驚異の美味しさに驚かされます。

ヴォーヌロマネやシャンボールミュジニーなど
有名アぺラシオンの1級は高額でとても購入できませんが
ニュイ村のワインは比較的手ごろで、
キャラクターが違い、テロワールの神秘を味わったり
単純に美味しいワインが飲みたい場合には最適です!

私 木嶋は今後も
ニュイサンジョルジュや、ヴォルネイの魅力を体験し
皆様に知ってもらえるように努力していきます!!