回想~ドメーヌ・訪問記 ~ CLAUDE DUGAT

こんにちは 木嶋です。

今年5月、輸入元 フィネス社長 藤田氏に同行させていただき
素晴らしいドメーヌを訪問させていただき、
休日は藤田 大輔氏の案内で、たくさんの畑を回らせていただくことができました。

この秋から冬、そして春にかけて
ドメーヌを訪問させていただきました生産者さんたちのワインが WINE MARKET PARTY に入荷します。

旅行中にもブログをアップしていたのですが
詳細までは書くことができなかったので、
ワインが入荷するタイミングを待っていました。

このブログをご覧になられているお客様はきっとご存じだと思いますが
2010年の生産量は極少。
40%減という生産者さんまでいらっしゃったようです。

さて、では最初にご案内する生産者さんは・・・・

CLAUDE DUGAT クロード・デュガ





 13世紀に建てられた教会をそのままカーヴとしている当家は現在約6haの葡萄畑を所有しています。
物腰静かで高貴な印象の現当主クロード デュガ氏は、良いワインができる条件は葡萄の品質の良さという考えに基づき、畑の手入れを入念に行い、化学肥料は使わずに健康な葡萄を育てています。

 また、庭でJonquille(ジョンキーユ:黄水仙の花という意味)という名前の牝馬を飼っていて、小さな区画や古木の区画を耕させています。 
特に古木の畑は葡萄の根が地中に広く張り巡らされているのでトラクターで根を傷つけたり、トラクターの重みで土を固くしてしまったりするのでこの牝馬が活躍しています。
 収穫された葡萄は温度調節の容易な、酒石がびっしり付着しているコンクリートタンクに運ばれ、アルコール醗酵が行われます。

 新樽がズラリと並んだ地上のカーヴでは最新のヴィンテージのワインのマロラクティック醗酵が行われ、地下水が壁から染み出ている、砂利が敷き詰められた地下のカーヴではその前年のワインが熟成されています。

b瓶詰めの際にはフィルターもコラージュも行いませんが、ワインは非常に透明感があります。  
~フィネスさん生産者資料 参照~

2012年 5月 15日 火曜日 14時から フフィネス 藤田社長に同行させていただき訪問。

我々が敷地に入ってゆくと、当主クロード・デュガ氏がお出迎えくださいます。

昨年訪問させていただいた時は、デュガさんの強面のあまり、そして何とも言えない凄まじいオーラのあまり
試飲のワインが喉を通らなかったのも思い出しながら、
2011年のワインから試飲がスタートします。

最近マロラクティック発酵が終了したばかりの2011年ヴィンテージのワインを樽から直接試飲させていただきます。



BOURGOGNE ROUGE 2011

色調は 紫+深紅 やや濃いめといってもよい。
香りには広がりがあり程よくオークの香りと、フレッシュなブルーベリーを感じます。
菫のような香りがとても解放的。
味わいには、まだまだガスが残るが、タンニンは丸く滑らかな印象。

「2011年はとても特殊なヴィンテージ、最初はとても成長が早く当初収穫は8月15日頃と予想していたのですが、
夏があまり暖かくなかったため、通常通りの時期に。
糖度はそれほど高く無ないものの、
ピノノワールはアルコール度数が高くなってしまうと優雅さに欠けてしまう。
アフターにフレッシュな感じを残ることが重要だが、良くフレッシュさが残せている」




GEVREY CHAMBERTIN 2011

より重みがあって力がある。
マロラクティック発酵が終わったにもかかわらず
エレガントな酸があって素晴らしい!


色合いは先ほどのブルゴーニュルージュとほぼ同様。
香りはスパイシーさが加わった印象。変わらずブルベリーを思わせるしっかりとした果実感。
5分後には白コショウのような香りも感じるように。
味わいは、フランボワーズの種をかんだ時のニュアンスを感じる。
骨格があり、重厚で、パワフル。

2011年の生産量はほぼアヴェレージだそうです。


GEVREY CHAMBERTIN 1ER CRU 2011

2区画からとれるブドウを使用した1級ワインです。

色合いははほぼ同じであるが
濃さがやや濃い印象。
ワインの紫色は同等に対し、紅が強く入る。

ベリー、カシス、菫が混ざり、ショコラのニュアンスも強くなる。
味わいは立体的でエレガント。
パワフルな印象を受けた香りに比べ、味わいはタイト&スマート。

「2011年は成長がとても早かったが
夏は暖かくなかったので、糖度は高くない。
酸、タンニンは早い段階から感じられていた。
ピノノワールはアフターにフルーティーさを残さなければいけないので
夏の最後は涼しくなければいけない。」


GEVREY CHAMBERTIN LAVAUX ST JACQUES 1ER CRU 2011

色合いは深紅が支配的になる。
ベリー、胡椒のスパイス、。
凝縮感、タンニンをしっかり感じるが、親しみやすい味わい。

「ラヴォーサンジャックという畑はブドウにとって非常に難しい畑。
難しいとは? ・・・傾斜があって。土が少ない石灰質土壌であるため、水はけが良すぎる(水を留めない)。」


その後は3つのグランクリュの試飲に。

CHARME CHAMBERTIN GRAND CRU 2011

男性的で難しい。

紅が強い紫色
エッジが強く際立ち深い。
香りは菫を強く感じミントも。
丸くまろやか、バランスがよく、滑らかでいて柔らかい素晴らしいワイン。



GRIOTTE CHAMBERTIN GRAND CRU 2011

花の香り、上品さを表現する。

透明感がある鮮やかな紅紫色。
ベリー、ミント、ショコラなどを感じる。
一瞬シャープなのかと思えるが、
コクがあるのにシルキーな舌触り。

CHAPELLE CHAMBERTIN GRAND CRU 2011

より男性的で筋肉質なワイン。

中心は紫が強く、エッジは紅が際立つコントラスト。
四角い感じのするがっちりした印象。
分厚く、濃厚な香りが印象的。
タンニンを強く感じず、柔らかく滑らか。



デュガ氏による3つの畑の特徴解説をしていただきました。

シャルムは傾斜があり、土もある程度あるのでブドウはあまり苦しむことがない

グリオットは石が多く土が殆どない。深層の石は崩れやすいので、ブドウの根は深くまで進むことができる。
収穫量が極端に少ないが、エレガンスがある。

シャペルは赤土で鉄分を多く含むので、土がワインに味わいを与えている。




そしていよいよ今秋入荷予定の2010年ヴィンテージの試飲へ!




2010年 醸造初期は、実が成熟していなかったため酸味を強く感じましたが、
マロラクティック発酵終了後には、その酸は和らぎ、程よいフレッシュな果実味が残った。
樽詰め段階では
果実を感じはしなかったが、樽の中で酸素とふれあいいていく中で
徐々に素晴らしい果実感が出てきました。

冬が寒かったので、ブドウの芽が死んでしまって
生産量がとても少なかったそうです。(730%減)


GEVREY CHAMBERTIN 2010

こちらはブティーユ(瓶)からの試飲。
2011年よりも紫、紅とも強く感じられる。
紫には黒が入る印象。
香りのヴォリューム感に圧倒。
仕上がっています!
ショコラの甘いニュアンスにエレガントな菫を思わせるフローラルな香り。

味わいは厚みがあり、凝縮度、立体感もあり素晴らしい。
アフターには綺麗な、本当にきれいな酸味があり、
これぞピノノワール!と拍手したくなるような余韻。


同時に出していただいた2009年
GEVREY CHAMBERTIN 2009
との比較試飲。

2009年は2010年よりさらに紫が強い。
圧倒的な果実味のせいか、ヴァニリン、ロースト香は穏やかに思えるが
それでもショコラタルトの香りの誘惑。
甘さ ⇒ タンニン ⇒ 酸味 の順序で味覚を刺激する素晴らしいワインである。

並べて飲むとキャラクターの全く違う印象。


GEVREY CHAMBERTIN LAVAUX ST JACQUES 1ER CRU 2010

色合いは赤が強く、紫が少し弱い気がする。
リッチなチョコのニュアンスがあり、5分も経過するとエレガンスが表現されてきます。
小粒であるにもかかわらず、良質なよく成熟したピノノワール。
アフターにはローストした香りがある。
ヴィラージュワインのスケールよりも一回り大きくした印象。

2009年や2003年のように扱ったヴィンテージの話になり、
我々が思っている暑い年のブドウの過度な成熟について。
表土の比較的少ない1級や特級の畑は、水分が少ないので
過度な成熟は抑えられるというお話を伺えました。



MARC DE BOURGOGNE 1999



10年樽熟成のマール・ド・ブルゴーニュ!
限定数本のみの入荷! (1本はすでに予約済みです)

アプリコット、オレンジのシロップ漬けのリッチな香り!

なんとグランクリュ、プルミエクリュ、ヴィラージュワインの搾りかすをすべてを使ったマール。
砂糖などは使っていないが、砂糖のようなとろみを感じます。

素材が素晴らしいゆえにこれほどにまで良いアルコールが仕上がるとおっしゃいますが、
まさにその通り!



まだまだアルコールが強く残る2010年物のマールを樽から試飲させていただく瞬間のわたくし木嶋です。 (笑)


素晴らしい時間はあっという間!
とても貴重な経験をさせていただきました。

この訪問の際、お出迎え、お見送りをしてくださいましたクロード・デュガ氏。
フィネス藤田社長に対する敬意と信頼関係を垣間見た瞬間でもありました。


間もなく入荷するデュガさんのワイン、当店の大切なお客様に
大切に販売させていただきます。

ご購入はコチラ!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ジュヴレシャンベルタン 2006年

ジュヴレシャンベルタン 2010年

シャルムシャンベルタン グランクリュ 2008年

シャルムシャンベルタン グランクリュ 2010年