【更新】 回想~ドメーヌ・訪問記 DOMAINE MARQUIS D'ANGERVILLE

こんにちは 木嶋です。

間もなく、本当にまもなくフィネスさんからワインが入荷します。
個人的に一番楽しみにしている生産者がドメーヌ マルキ ダンジェルヴィルです。



商品一覧 WINE MARKET PARTY e-shop

新入荷のブルゴーニュ・パストゥグランをはじめ、
とにかく早くじっくり味わってみたいと思っています。

2010年は生産量も40%減になる生産者もいらっしゃるようで、
入荷量も極端に少ないのが悩みですが、
品質は素晴らしいワインばかり。
(ドメーヌで試飲させていただきましたから、間違いありません)

問題は自分で購入する分が、確保できるかどうか・・・・
というのも、昨年秋に当店の在庫が一瞬で完売してしまったのもドメーヌ マルキ ダンジェルヴィルのワインなんです。

昨年11月末、当主ギョーム・ダンジェルヴィル氏が来日され、テイスティングセミナー&試飲会が行われました。(株式会社 フィネス 主催)



左 ギョーム・ダンジェルヴィル 氏
中 ジャン・ニコラ・メオ 氏
右 クリストフ・ルーミエ 氏


ギョーム・ダンジェルヴィル 氏

この来日試飲会は我々ワイン業界関係者や、一般の消費者様も参加した試飲会だったために、
マルキ・ダンジェルヴィルのワインのポテンシャルとクオリティの高さが一気に話題となって、
この会に参加してくださったお客様からもご注文が殺到。

自分の分と思っていたワインも販売してしまうという、嬉しいような、切ないような結果になりました。

今年も今や遅しとマルキ・ダンジェルヴィルのワインの入荷待ちのお客様がとても多くいらっしゃいます。
嬉しい限りです。

さて、昨年、今年の5月に輸入元 フィネス 藤田社長のお取引先訪問の同行させていただくという機会をいただけましたので、訪問の際に直接生産者さんたちに伺ったお話や、情報を皆様にお伝えできればと思います。

2012年 5月 14日  DOMAINE MARQUIS D'ANGERVILLE

非常に天気の良い気持ちのいい午後。

ドメーヌ裏手にあるクロ・デ・デュックの畑を望みながら





「クロ・デ・デュックの特徴であるとても急な傾斜、
この畑は両面の傾斜もかなり急なので、水がたまらない。」


写真では伝わらないかもしれませんが
昨年お時間をいただき、この畑の上まで登らせていただきましたが
息切れがしてしまいそうなくらいな勾配。


立派なカーヴへ移動し、試飲をスタートしました。(樽からのバレルテイスティング)



まずグラスに注いでいただいたのは

BOURGOGNE PINOT NOIR 2011

色合いは赤紫
紫よりやや紅が強い印象。
香りにはやや還元したニュアンスが残るがチャーミングでチェリーの香りが特徴的。
輪郭がはっきりしていてタンニンも十分。

2010年はマロラクティック発酵が遅く
2011年のマロラクティック発酵は早かったので
両ヴィンテージのマロラクティック発酵の終了した時期はほぼ同じ。
 というお話を。

「マロラクティック発酵が遅くなるのは最近の傾向で
2004年、2008年も同じように遅く
2004年は9月まで
2008年は8月までかかってしまった。

原因はわかりませんが、遅れることでワインに与える影響はほとんどありません。
重要なのはマロラクティック発酵が終了してから、樽のなかでワインを寝かせる必要があるということ。
我々は4か月は寝かせるようにしています。」


VOLNAY 2011



赤が少々淡く、紫が入る。
チャーミングでフレッシュ、フランボワーズ、赤系果実のニュアンス。
骨格を感じつつも滑らか、香りの華やかさに比べ、味わいにはフルーティーさはまだ感じれない。


POMMARD, COMBES DESSUS 2011


輝きがあり紫よりも紅。
香りは強い還元香、
滑らかでシルキー、タンニンもあまり感じない
親しみやすい味わい。

「実は1級ワインですが、これまでは村名ワインとしてリリース。
より調和して完全なワインになったので
2010年から1級と表記しての出荷」
 となるそうです。

「畑でビオディナミ農法の影響がよく表れています。」

「2011年は9月1日に収穫ができるほど早く、
天候においては2007年に似ているそうです。
2011年は春暖かかったのですが、7月に雨が降りました。
2007年には甘さを見つけることができるが、2011年はしっかりとした酒質が特徴です」


VOLNAY 1ER CRU, CLOS DES ANGLES 2011

鮮やかな紅が印象的。
フランボワーズ、チェリー、少々カシス。
ジャムのような甘いニュアンスも。
ややタンニンはあるがシルキー。


クロ・デ・ザングルの畑 斜度はこれくらい



VOLNAY 1ER CRU, FREMIETS 2011

輝くような紅に少々紫。
とても綺麗でフレッシュな果実の香り。
エレガントで甘美。
やや微発泡しています。
「あと1年間は樽で寝かせる必要がある」そうです。


フレミエの畑 


フレミエの土

VOLNAY 1ER CRU, CAILLERETS 2011

紅が鮮やか。
この香こそが私にとってのピノノワールの香り というような香り。
まだ味は出ていない、と全員が思う。
硬質でミネラルを感じます。


カイユレの畑 



VOLNAY 1ER CRU, TAILLEPIEDS 2011

赤がきれいで、黒色が弱い印象。
丸みがあり柔らか。
しっかりと肉厚ながらタイトでミネラリー。
芯がしっかりとしています。
「高貴さを感じる」香りと表現されていました。


タイユピエの畑


タイユピエ 尖った小石


VOLNAY 1ER CRU, CHAMPANS 2011

これまでの中で最も赤が強い。
柔らかで丸みがあって、シャンパンらしい香り。
ベリーも少々、イチジクも。
タンニンは落ち着き、ミネラルからくる塩実


シャンパンの畑 藤田大輔氏 撮影




VOLNAY 1ER CRU, CLOS DES DUCS (MONOPOLE) 2011

紅にやや紫が入る。
香りからは良質で小粒なブドウの香り。
フランボワーズをかんだ時のようなニュアンスが広がります。
どうしてもデュックは硬い!という印象を持っているのですが、
やはりビオディナミ完成後(2009年以降)は非常にやわらかく感じます。
少々甘さも感じられ、徐々にタンニンも感じます。



クロ・デ・デュックの土

そして部屋を移動して
ボトルから2010年ヴィンテージの試飲。
ワインの樽が並べられているカーヴは温度が低く
試飲に想像以上の体力を使います。




VOLNAY 1ER CRU, CLOS DES ANGLES 2011

2011年よりもはるかに濃い黒紫色。
香り花¥華やかで、菫の花束を見つけることができます。
甘みがあって、シルキー
タンニンも細かく飲みやすい。
「気品があり、純粋で、香り豊か」 とギョーム氏は表現。


素晴らしいワインです。

間違ってほしくないのは
2010年のクロ・デ・ザングルは瓶詰され完成したワインであること。
2011年のワインのテイスティングは樽からのもので、ワインは完成されていない状態。
ノートも見返しコメントをつけさせていただいているますが
2011年、2010年に優劣をつけるようなものではありません。



そして最後にどの生産者さんも、お取引されているフィネス 藤田社長の訪問に対し敬意を払い
ストックしてある貴重なバックヴィンテージを出されます。
同席させていただく我々も幸運にもご相伴にあずかることができます。

今回は・・・・

VOLNAY 1ER CRU, CHAMPANS 2001





恐れながらコメントさせていただくと
エッジはオレンジがきれいに入るも中心はまだまだ赤紫が残る。
香りには甘みがしっかりとあるブーケ。動物的なニュアンスもある。
まだまだタンニンはしっかりと存在し、ミネラル感も際立つ。
アフターに熟成を思わせる出汁のニュアンスが少々。

立ったままワインだけ飲むにはもったいないです。

瓶詰されて10年 動かされることなく練らされたワインは
このあと数時間かけて眠りからさめ、
素晴らしい香りを放つことでしょう。

これを経験してしまうと
マルキ・ダンジェルヴィルのワインの大ファンになってしまいますね。
奥が深い、近寄りやすいようで、なかなか難しいようなワインです。

2010年ヴィンテージは11月初旬に入荷しますが
とても量が少ないので、
まずはメルマガでの販売を行う予定です。


商品一覧 WINE MARKET PARTY e-shop



昨年訪問させていただいた際に
撮っていただいた写真