シャンパーニュにいます。一日目です!

こんにちは!
渡辺亜矢子です。

今シャンパーニュにいます。
昨日からお休みをいただいて、美しい畑、街並みの中を夢心地に探索中です。

朝、まだ暗い4時にシャルル・ド・ゴール空港に着きました。

ここから、パリに行き、さらに東へ。9時のお約束に無事たどり着けるか、ちょっと不安な朝でした。





パリ東駅から電車で約50分、NANTEUIL SAACY の駅に到着。時折優しい雨が降っています。


今日は、このランスとパリの中間地点 CROUTTES-SUR-MARNEでピノムニエ主体のシャンパーニュを造る Françoise BEDEL & Filsフランソワーズ・ベデル・エ・フィスを訪れます。
数年前、沼田店長からその味わいを教えてもらった時から大ファンになりました。
駅から「ちゃんとたどり着きましたー!」と電話をすると、すぐにフランソワーズ・ベデルさんの息子さんヴァンサンさんが駅まで迎えに来てくださいました。
畑へ直行。

びっくりして、うっとりして、ため息が出てしまうほどの健康的で美しいピノ・ムニエの葉。



口に入れて噛みしめてみたくなるほどの、芸術的な出来栄えの葉がずーっと列になって続いています。

そして、子どもの頃草むらのなかで遊んでいた時を思い出すような、甘い香りの主はこの花たち。



今年は、例年になく順調に成長しているとのこと。「今年は雨が多くて、、、」という話を聞いていたので、やはり地域によってさまざまなんだな、と改めて思いました。
8.5haのうちの90%がピノ・ムニエ、それぞれ10%ずつシャルドネとピノ・ノワールです。
畑で作業中のチームのメンバーを紹介していただき、そのあと土の話、選定の話、ヴィンテージの話、など丁寧に説明してくれます。
Françoise BEDEL & Filsのウェブサイトにはビオディナミについての取り組みや考えが大変詳しく書いてあります。
プリントアウトして持ち歩き、時間を見つけては予習しておいてよかったです!

セラーで試飲する前に見せていただいた、ご自宅の裏にある野菜畑、果樹園畑。あとウサギや鶏などなど、、








果物は熟れているものはすべてつまみました!ミラベルとかあって、あとサクランボの樹の形やリンゴも、、どれもかわいい!




セラーで作業場や、澱引きをする前のボトルや澱引きした後のボトルを見学。



澱引きは、すべて手作業!


今まで経験したことがないほど大変苦労したとおっしゃる2012年のワインを樽から試飲させてくださいました。



この樽は10年前のもの。樽に関する彼の考えも興味深いものでした。
栽培に苦労したとおっしゃるその味わいは驚くほど果実味があって、酸は力強くかつピノ・ムニエらしくやわらかで、ワインとしてそのままバランスがいい。
拙い表現で感想を述べるととてもうれしそうに聞いてくださいました。2012年が市場に出るのが楽しみです。

4種類を開けてくださって、その上最後には2003年の最高級キュヴェ、Comme Autrefois コム・オートルフォア(昔のように)まで、味わいました。2003年は初めてヴァンサンさんが醸造の全工程を任されたヴィンテージなので特に思いが強いとのこと。






こちらがお母様のフランソワーズ・ベデルさん。「お目にかかれて光栄です、」とご挨拶すると「遠いところをよくいらっしゃったわ、」とおっしゃって下さいました。


気が付くと、すでに12時。「次の約束がなければ、今建設中のあたらしい醸造所を見に行きませんか?」とのお誘いをいただき、「Bien sûr!(もちろん!)」と即答!車で5分ほどの現場がこちら!『うぁ、すっごく大きい!』

収穫したブドウを運び入れる場所、醸造する場所、地下のカーヴ、出荷作業する所、そして美しい眺めを前に試飲する場所などなど、





「ちょっと想像してみて。ここで、、、」と、完成が待ち遠しくてたまらないご様子で説明してくださいました。

一緒に過ごした4時間余り、ビオディナミ農法での栽培に関する彼の考え、ドサージュなどの醸造に関する彼の考え、そして特に土地に対する思いをたくさん話してくださいました。
毎年変わる天候を含む状況の中、圧倒的なポジティヴな姿勢でシャンパーニュを造る彼のエネルギーは、大地のエネルギーと相乗していくように感じました。これから毎年、すべてのキュヴェを美味しく味わいたい!
「分析してはだめですよ、体で味わうんですよ、ヴィンテージチャートも必要ない。自分で感じればいいのです。」と教えてくれました。
今日は、とても印象深い、一生の記憶に残るシャンパーニュとの出会いの日となりました。

おまけ。

乗り換える予定の駅まで送ってくださる道中、「ここのオーガニックのサンドイッチがおいしいから!」と車を停めて買ってきてくれたサンドイッチ!
「日本にはおいしいツナがあるから鶏を選びました、」とおっしゃるそのお味は、、絶品でした!ごちそうさまでした!!