おはようございます、好き嫌い無く何でも飲んで勉強する、店長の沼田です。
私はただのソムリエで「農業をしている訳でも」「ワインを醸している訳でも」「料理が作れる訳でも」ありません。
そんな私にできる事と言えば「何でもひたすら飲んで」「地区や料理を勉強し」「インポーターさんや生産者の方の考え方を咀嚼して」「自分の言葉で売り文句を考え」「適正な価格を見極め」「お客様に紹介する」事。
あとは少しでもワインに興味を持っていただいた方の手を引いて、「ワインの沼に引きず・・・いや、ワインの魅力を伝えていく」これが使命だと思っています。
少しでも皆様に「美味しいワインをわかりやすく」ご紹介していきますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
あ、わからない事があれば店頭で気軽に声掛けてください、ちょっと忙しそうなふりをしているスーツの人がいたら、多分私です(汗)
さて、今日ですが、先日ブラインドで飲んで「お~、この価格でノン・ドゼ(糖分添加ゼロ)なのか~!しかもこの味わいだったら秀逸だね!即仕入れよう!」とフランス担当と話をしていたシャンパーニュが入荷していたので、勝手に登録して勝手にメルマガを書いてみました。
【ノン・ドゼで3,980円(税抜)!原酒に自信がないと造れない1本!】
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◆ギィ・ラフォルジュ ブリュット・ナチュール N.V 4,600円 → 3,980円(税抜)
http://www.partywine.com/shopdetail/000000021246
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私が入社した12年前、当時の荻原社長が大の「ノン・ドゼ・フリーク」で、ブリュット表記のラベルしか持っていない生産者にもわざわざ「ノン・ドゼで造ってくれ」と頼み、仕入れていました(エチケットには手貼りの「Extra Brut」のシールが・・・)。
何でそんな事をするのか聞いてみると『その土地、その気候、原酒の味わいが楽しめるのがノン・ドゼだから』と。
大手メゾンばかりを飲んでいた自分は最初、キレのある原酒の背筋の伸びるような味わいの良さがわからなかったのですが、いくつも飲み進めていく内に「あれ、これがリキュールの味わいかな?」とか「この年の原酒は旨味があるな」などがわかるようになり、自分の舌にも変化が表れてきました。
その頃はまだノン・ドゼでシャンパーニュを造る生産者も多く無かった印象でしたが、現在は温暖化の影響もあるのか、葡萄も熟すようになり、ノン・ドゼ~エクストラ・ブリュットで造ってくる生産者も多くなってきました。
ちょっと話は脱線しますが、大手メゾンでその当時からノン・ドゼを造っていたのは「ビルカール・サルモン(エクストラ・ブリュット)」「フィリポナ(ノン・ドゼ)」「アルフレッド・グラシアン(ブリュット・ナチュール)」。
スタンダードクラスで元々ドザージュが少なかったのは「ジャクソン」と「ブルーノ・パイヤール」だったと思います(他にもいたと思いますが、私の記憶上)。
それぞれのメゾンの個性が出ているので、気になったら飲んでみてください。
さて、前置きが長くなりましたが、今回のシャンパーニュ、3,980円(税抜)で買える、原酒の味わいが活きたノン・ドゼです!
この造り手はアイ村の名門メゾン「ラリエ」のオーナーでもあり、元々「ランソン」や「ポメリー」で醸造家として活躍したフランシス・トリボー氏が「ラリエ」とは別のブランドとしてリリースするメゾンです。
何も考えずにブラインドテイスティングをしたのですが、私も、姉妹店ラ・ヴィネのスタッフも、香りを嗅いだ瞬間「お~!これいいんじゃない!?」となりました。
しっかりと酸もあり、綺麗で透明感がある、確かにラリエの片鱗が見えるような、上品さもあります。
原酒によほど自信が無いと、このレンジでノン・ドゼは造れないと思うのですが、個人的な感想ではグレートヴィンテージと言われる2012年~2013年の原酒をベースにして造られているのかな、と感じました。
バランスが見事で純粋に美味しい、ギュッと腹筋の締まる筋肉質なシャンパーニュ。
これで3,980円(税抜)はアリだと思います。
気軽に美味しく楽しめる、極辛口のシャンパーニュ、1本いかがでしょうか?
それでは。
【ノン・ドゼで3,980円(税抜)!原酒に自信がないと造れない1本!】
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◆ギィ・ラフォルジュ ブリュット・ナチュール N.V 4,600円 → 3,980円(税抜)
http://www.partywine.com/shopdetail/000000021246
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