おはようございます、飲むのが仕事、店長の沼田です。
ワインショップの店長として、ソムリエとして、やはり私よりも飲んでいるお客様と会話をしなければいけないので、日々勉強しながら飲んでいます。
土日に必ずワインを飲む方がいて年間96本、私より10歳年上だった場合、単純に私よりも960本先にいる訳で、20歳年上の方の場合は2,000本近い開きがあります(実際ワイン会やら何やら飲んでおられるのでもっと先にいます・・・)。
それを埋める為の日々のテイスティング。
飲んだワインは携帯にメモし、もう一度調べ直して書くようにしています。
さて、今日は何を飲もうか・・・と考えていたのですが!
きましたよ!!
私が大好きな、そして学びに行きたいワイナリーの一つ、カリフォルニアのリッジが「約50年振りに仕込んだピノ・ノワール」が!!
ワインの世界に飛び込んで私が師事した上司がカリフォルニアフリークのソムリエでした。
元々ニューワールドのワインが好きで、オーストラリアのシラーズから赤ワインが好きになった私ですから、勿論カリフォルニアも大好きになりました。
そんな中、まだまだワインの勉強を始めたばかりの自分の心を撃ち抜いたのがこのリッジのワイン達・・・。
ガーザーヴィルやリットン・スプリングスのジンファンデル主体とは思えない綺麗な酸と、モンテベロのような上品で完成されたカベルネ・ソーヴィニヨン。
何を試しても、どのキュヴェを飲んでもストライクゾーンに入る物ばかりで、この造り手は間違いない、と、ほとんど信者になってしまったと言っても過言ではありません。
そんなリッジが1971年以来となるピノ・ノワールを仕込んできたというのですから、盛り上がらないはずがありません!!
今回正規輸入代理店である大塚食品さんからの割り当ては36本!で、私が1本飲むので残りは35本になります!
カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン界、そしてジンファンデル界のトップ生産者が仕込んだピノ・ノワール、ニューワールド好きの方でなくとも気になるのではないでしょうか?
あ、このメルマガはワインが到着してから最速で流しているので、まだ私も飲んでません!
早く飲みたい。
~リッジ コラリトス ピノ・ノワールについて~ 以下インポーター資料より抜粋
リッジが約50年振りに仕込むことになったピノ・ノワールは、この品種にうってつけの気候条件を持つ冷涼な葡萄畑から入手しています。
それはトップキュヴェであるモンテベロの自社畑から、太平洋沿岸の都市サンタ・クルーズ方向へ60kmほど走ったところにある「コラリトス地区」「ガリ・ヴィンヤード」の葡萄です。
この土地はAVAサンタ・クルーズ・マウンテンの南端の境界線上に位置するものの、現時点では同AVAに含まれておらず、ラベルには「サンタ・クルーズ・カウンティ」の文字が記載されています。
この畑はサンタ・クルーズ郡の海岸山脈の太平洋側に位置しており、海からの距離は約10km。
2013年に小児科医のジョセフ・ガリとその妻のジャニスが植えた、卓越したテロワールの畑で、ピノ・ノワールについては数種類の、品質に秀でるクローン(115番、943番など)が選ばれています。
このピノ・ノワールを64%は除梗&破砕、残りの36%は除梗しつつも無破砕、天然酵母でのアルコール発酵を経て、天然乳酸菌でのマロラクティック発酵を行っています。
ポンピング・オーバーで抽出し、樽内で澱と共に熟成。
樽は天日乾燥させたアメリカンオークが84%、フレンチオーク16%(新樽15%、4年使用樽19%、6年使用樽28%、7年使用樽38%)で15ヶ月間熟成させています。
との事。
アメリカンオークが多めだと「こんな香りかな?」とか、比較的冷涼で、夏の天候は穏やかで、収穫日が9月15日~22日で、アルコール度数が13.8%であれば「こんな果実味かな?」とか、So2は破砕時に35ppm、熟成期間中に55ppmを追加、計90ppmくらいだと「この位の味わい、熟成感かな」など、ワクワクしますが、まぁ、想像していても仕方が無い。
手元にあるのであれば、とりあえず飲んでみたいと思うのがソムリエの性。
ちょっとだけ休ませて、じっくり向き合ってみたいと思います。
まだ飲んだ事が無い方も多いので、プレゼントにも良いのではないでしょうか?
いやぁ、本当に楽しみです!!
それでは。