いつもご来店頂きまして誠にありがとうございます、フランスワイン担当の堺です。
今日ご紹介するのはシャンパーニュ・ファンには見逃せない、アイ村トップ生産者の一つ"アンリ・ジロー"から新商品のお知らせです。
なんと、本日2020年6月25日(木)発売の新たなる新銘柄" アンリ・ジロー オマージュ・オー・ピノ・ノワール"が販売開始となりました!
こちらの銘柄は"原点回帰" あえて"ブラン・ド・ノワール"と名乗らず、"ピノ・ノワール"と名付けるほどの強いこだわり!
当店には6月22日に納品となりましたが、そのパッケージのデザイン性と、ボトルシェイプの洗練さにスタッフも興奮。
大人気シャンパーニュ・メゾン"アンリ・ジロー"の新商品、ぜひお見逃しなく!
【満を持して発表した"ピノ・ノワール100%"!新たなるアンリ・ジローの"オマージュ"】
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◆アンリ・ジロー オマージュ・オー・ピノ・ノワール N.V 12,000円(税抜)
http://www.partywine.com/shopdetail/000000021329
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アンリ・ジローが現在のような高い評価を受けるようになるまでは決して平坦な道ではなく、シャンパーニュの歴史の一部と言っても過言ではないでしょう。
ルイ13世統治下の1625年、創業者であるフランソワ・エマール氏は当時から良質なブドウ産地として名を馳せていたアイ村の畑を手に入れました。
また20世紀には10代目当主レオン・ジローが"マルヌの戦い"に騎兵として参加。
その後エマール家と結婚したことが現在のアンリ・ジローの礎を築くターニングポイントといえます。
またフィロキセラによるシャンパーニュ地方の壊滅的な被害を被った時は、レオン氏の研究と努力により、当時最新の技術であったアメリカの苗木を接木することを、引率して起こったとも言われています。
現在発売されている創設者フランソワ・エマール氏への"オマージュ"(尊敬を持った模倣という意味)は星付きレストラン、有名ソムリエの中でも信頼度が高く、様々なシーンで活躍中ですが、今回のこのキュヴェは偉大なシャンパーニュに欠かす事のできない"ピノ・ノワール"へ向けての"オマージュ"となります。
収穫の際にブドウ果皮表面に、金色の粉が輝くことからアイ村ではピノ・ノワールのことを"プチ・ドレ"と呼び、キリストの最後の晩餐の聖杯に選ばれる栄誉を与えられました。(プチ・ドレはアイ村産ピノ・ノワールの亜種とされています。)
ですから、こちらの銘柄名は現在多用されている"ブラン・ド・ノワール"でなくピノ・ノワールへの敬意、それ相応の価値と考え、ピノ・ノワールと命名されています。
2〜3年使用したオークの小樽を使用し、18カ月の樽熟成、36カ月の熟成を経てリリース。
味わいも熟したアプリコットや蜜にミント、タバコのアロマ、味わいはピノ・ノワールのカラーを感じさせ、スモーキーさと塩味といった複雑味な余韻も楽しめるとのこと。
また現在販売されている"オマージュ"と"コード・ノワール"は輸入元の在庫が終わり次第、販売は終了となるそうです。
私の体験談として、憧れていたレストランに初めて伺ったときの最初のシャンパーニュがアンリ・ジローのオマージュでした。
その時の味わいは今でも思い出せます・・・鉄分、ベリーの果実味と酸、厚み、複雑さが忘れられない味わいで、グッとくる味わいが食欲を誘発し、これからどのようなコースが始まるのか・・・とワクワクした気持ちが高まったあの高揚感は忘れられない経験です。
既存銘柄のオマージュの販売が残り僅かで終了するのは寂しい気持ちもありますが、さらにパワーアップした単一品種の"オマージュ"がレストランで楽しめるようになるのは、また新たなる楽しみでもあります。
本日発売開始で、まだ試飲はしておりませんが、その時が待ち遠しいですね。
アンリ・ジローファンのみならず、シャンパーニュ・ファンなら気になるこちらの銘柄。
話題性もあるのでプレゼントや贅沢なお家飲みにピッタリな1本です。
ぜひお見逃しなく。
それでは。
【満を持して発表した"ピノ・ノワール100%"!新たなるアンリ・ジローの"オマージュ"】
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◆アンリ・ジロー オマージュ・オー・ピノ・ノワール N.V 12,000円(税抜)
http://www.partywine.com/shopdetail/000000021329
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