「クラシック」
主に古典的、伝統的、などの意味で、歴史的に長く、評価の定まった物事を指す表現として知られています。
ワインの世界でも、ワイナリーや、醸造方法の特徴を表す際に、しばしば使われる便利な言葉ですね。
しかし、語源としては少々違ったニュアンスから派生しており。
"classici"ラテン語で、古代ローマ市民階級の最上階級を表す言葉から、「classis」「class」へと変化。そこから、形容詞の「classicus」がフランス語で「classique」と変換され、現在のclassicへと繋がったようです。
単に「古典的」だけでなく「高尚な」や「最上階級」を表す言葉としても使用するのは、この語源があることが由来だとか。
個人的には、ワインにおける「クラシック」はあまりに曖昧だと感じ、使うことを避けていました。
でも今回ご紹介する南アフリカのワイナリーにはぴったりの言葉だと思います。
Glenelly Estate【グレネリー・エステート】
フランス・ボルドー・ポイヤック2級 Chピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ ラランドの元オーナー、
メイ・エレーヌ・ドゥ・ランクザン夫人が始めたワイナリー。
ワイナリーの設立は2003年。
ランクザン夫人は当時、南アフリカでワイナリーを設立したり、プロジェクトのコンサルタントをする外部投資家の一人でした。
「実は20年前から、フランス以外の国にブドウ畑を買いたいと思っていた」とインタビューで語っており、
事実1988年に南アフリカを訪問し、そのポテンシャルの高さと可能性を感じ、後々はフランスのシャトーを売却してまで、南アフリカでのワイン造りに専念。
今では非常に上質なシャルドネと、シラーをブレンドしたボルドーブレンドのワインが、世界中で人気を博すワイナリーとなりました。
そんなグレネリーの大きな特徴は「自社畑がある斜面の向き」
ステレンボシュ地区でよく見られる「西向き斜面」とは異なり、「東向き斜面」にある自社畑。丘の間のに位置しているため、
一日中風が吹き、一般的に暖かいこの地域の中では、涼しい場所になっています。
得られるブドウは、自然な酸が蓄えられ、余韻が伸びる秀逸なワインになります。
伝統的でプロフェッショナルなチームもこのワイナリーの特徴。
醸造家ルークは、隣接する名門ラステンバーグやカリフォルニアのスクリーミング・イーグル、ボルドーのシャトー・アンジェリスなどで、
経験を積んだ敏腕家。更に2009年からは、「スワートランドの雄」バーデンホーストのオーナー兼醸造家アディもコンサルタントとして加わっています。
手摘みで収穫したブドウを房ごと選別し、発酵前にベリーの選別。
「より風味を出すために」天然酵母を用いて発酵。新樽と使用済みの仏樽を組み合わせて、熟成を行う、お手本のような醸造。
特に自社畑のみを使用したワインは、価格以上の優れた品質を持っています。
今回はそのエステートリザーブシリーズのバックヴィンテージが入荷!
是非この機会に南アフリカの「クラシック」を体感くださいませ!
◆グレネリー グランヴァン シャルドネ(エステートリザーブ) 2012
https://www.partywine.com/shopdetail/000000025135
自然な酸と濃厚な果実味!バランスに優れた2012ヴィンテージ。限定12本
◆グレネリー グランヴァン シャルドネ(エステートリザーブ) シャルドネ 2013
https://www.partywine.com/shopdetail/000000025134
飲み頃を迎えつつあるバックヴィンテージ。限定12本
◆グレネリー エステート・リザーブ シャルドネ 2014
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樽が良く溶け込んだリッチな仕上がり。限定12本
◆グレネリー グランヴァン・レッド(エステート・リザーブ) 2009
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南アフリカのグレートヴィンテージ2009!限定6本
◆グレネリー エステート・リザーブ・レッド 2010
https://www.partywine.com/shopdetail/000000024962
10年以上熟成していながら、お手頃価格で入荷!限定6本