おはようございます、売れて欲しいけど売りたくない・・・、そんな商品もある、店長の沼田です。
あまりにも好きすぎて(味わいと価格とのバランスも)、大量に仕入れ、その内「沼田タワー」とも呼ばれ始めたワインがあります。
それが今回のシャトー・ソシアンド・マレ キュヴェ・ジャン・ゴートロー 2001年。
ラ・ヴィネ時代、当時の荻原社長が仕入れた大量のドメーヌ・デュジャックの2005年と2006年が天井まで積まれていた事を思い出します(全部売れましたが)。
本来であればそのまま置いておいて、ゆっくり売っていけば良いのですが、いかんせん「リニューアル前」。
売れる商品は売り切り、ある程度在庫を軽くしないといけない、と、上司に突っつかれております。
そんな訳で今回は、24本だけ、店頭同様に今までの価格から20%OFFして放出し・・・ます!
いや、本当は安くしたくない・・・でも、あと100本以上ある・・・ぐむ・・・仕方ない・・・と、葛藤の末、です。
ソシアンド・マレが年産15樽ほどしか造らないトップキュヴェ、ジャン・ゴートロー。
この2001年は伝説なのです。
【20%OFF!「一級シャトーに近い味がする」と言わしめた特別なヴィンテージ!】
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- シャトー・ソシアンド・マレ キュヴェ・ジャン・ゴートロー 2001年 通常価格15,000円(税込) → 12,001円(税込)
https://www.partywine.com/shopdetail/000000025552
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ボルドーワイン好きの方だと「何で2001年なの?この地方なら2000年や2003年、2005年じゃないの?」と思われるかもしれませんが、このシャトーに関しては2001年が素晴らしい「掘り出し物」なのです!
このワインとの出会いは10年近く前、姉妹店ラ・ヴィネにいた頃。
ロバート・パーカーJr氏のボルドーを読んでいた時、格付けシャトーにはどれも1970年代から点数が付いているのですが、格付け外のシャトー(クリュ・ブルジョワ含む)に関しては所在地やブドウの栽培比率、ちょっとした歴史の説明だけで、それぞれのヴィンテージの点数などは書いてありません。
そんな中、ソシアンド・マレのページを開くと、格付け外にもかかわらず1970年代からの点数が載っていました。
何故だろう?と読み始め、2001年の文章に思わず目が止まります。
『私は瓶詰め後2度試飲したが、この2001年は目を見張るほどの出来で、樽から試飲した時の印象的な出来すら、かすむほどなのである。
どこから見ても2000年と同じくらい力強いようだ・・・・簡単な業績ではない。
このヴィンテージにおける素晴らしい掘り出し物だ。
格付けされていないワインなどではなく、【一級ワインに近い味】がする。
インクのような青/紫色をしており、壮観なブーケは鉛筆の削りくず、インク、ブラックベリー、西洋杉、土を思わせる。
フルボディで、舌触りはすごく、凝縮感は夢のようにすばらしく、タンニンもほどほどに強い。
重々しい、型破りな2001年だ。
試飲してみるまでは信じられないに違いない。
輝かしい業績である!』
なんて書いてあったんです!!!
これを読んだ時点では「いやぁ、またぁ、冗談を・・・(笑)」
なんて笑って話をしていたのですが、ちょうどその時にあった2001年のハーフボトルを開けてみると・・・。
「これは・・・確かに・・・凄いかも・・・」と。
個人的な印象では、飲み込んだ際の獣っぽさやインクのような力強さはラトゥール、余韻のエレガントさはムートンを思い出しました。
いや、全体的に、一級シャトーよりは一回りスケールは小さいのですが、ある一定のレベルに達していないと出ない香りや味わいがあり、その価格と味わいにとても驚いたのを覚えています。
その後も「この味わいのワインがこの価格で味わえるなら『適正価格』だな」と考え、様々なヴィンテージのソシアンド・マレを飲んでいますが、どれも素晴らしい。
でも、どこかのタイミングで思い出すのが2001年。
何年か前から、2001年のソシアンド・マレは流石にもう見つからなくなり、半ば諦めかけていたのですが、トップキュヴェであるジャン・ゴートローが出てきた時に「限界まで仕入れる」事を即決しました!
それが2018年。
日本のインポーターさんから120本、自社で・・・240本・・・おい、好きすぎんだろって感じですが・・・。
20年という良い熟成を経て、飲み頃の一つのピークに達していると思います。
ここ最近、私がとても信頼している方(プロではないけど、圧倒的経験値のある方)が『このソシアンド・マレは素晴らしいよね!』と、12本纏めて買っていってくれるのを見ると、あ~、良かった、自分の感覚、間違ってなかった・・・と、安心します。
先日亡くなってしまったジャン・ゴートロー氏。
自身の名を冠したジャン・ゴートローの生産量はソシアンド・マレの全生産量の僅か1%(約15樽)ほど!
通常のキュヴェよりもさらに1年樽熟成されてからボトリングされています。
ソシアンド・マレはソシアンド・マレ、格付けは必要無い、と、信念を貫き、素晴らしいボルドーワインを造っていた生産者。
今飲んでもちょうど良く、まだあと10年ほど熟成も可能、だと思います。
本当に美味しいボルドーって、こうだよね、と思わせてくれる、ビギナーでもプロでも納得の赤。
20%OFFのこの機会に1本、いかがでしょうか?
こんなに長く書くつもりはなかったんですが、思い入れがありすぎて、長くなりました、すいません。
あ、2001年生まれの方へのプレゼントにも良いですね。
それではまた。
【20%OFF!「一級シャトーに近い味がする」と言わしめた特別なヴィンテージ!】
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- シャトー・ソシアンド・マレ キュヴェ・ジャン・ゴートロー 2001年 通常価格15,000円(税込) → 12,001円(税込)
https://www.partywine.com/shopdetail/000000025552
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